図面の目的
図面を作成するための目的
建物を建てる際には、今まで見たこともない様々な図面が必要になってきます。
図面を作る目的には3つあります。
1、工事請負契約など、注文者と請負業者の間で相互食い違いがないように図面を作成し、それをもとに建てていきます。なぜならば住宅というのは、電化製品や自動車のように最初から決まった形やこれしかできないといった仕様があるのではなくて、すべての注文住宅は間取り、使っている材料が違うようにすべてオーダー品です。
どのような仕様で、どのような間取りで、どんな材料、どんな住設機器を入れるのか、どこにコンセントがつくのか、棚はどのようなものか?といった注文内容を表し後日契約内容と違うといった食い違いを防ぐために使います。図面の最も大きな役割です。
2、確認申請に図面は必要なことしか記載されていません。申請手続きのための図面になります
3、どのような工事をしなければいけないか工事現場に伝達するための図面です。
実際に工事をする現場の職人さんに指示がたどり着くまで多くの人が介入します。そして、現場の人は図面しか見ません。正しい正確な図面が間違いのない建物を作る最低限の要素です。
工事が始まりお施主様からの意見が間違ったりしないように、工事が始まりましたらお客様との担当窓口は工事監督ににする会社が一般的で、また変更等が発生した場合は、内容を図面に記入して変更の日付、記名、捺印を頂くのが間違いをなくすことにつながります。
建築主にとっての図面は、約束事(契約事項)を明確にする材料になります。
2017.10.06