注文住宅で和室は必要?-2
和室とは-2
前回 和室とは床が畳であることという条件を書きました
壁はどうなのでしょう
昔から和室の壁は真壁と言われて 木造の柱が見えていて
柱から15mm~18mmほど奥にへこんだところに壁があり
その表面には土や繊維をこねたものが塗られていました
入洛(じゅらく)壁とか大津壁 繊維壁などと呼ばれるもの
で 塗り壁というくくりになるようです
最近では調湿機能が多い漆喰壁や珪藻土壁も増えてきました
しかしこれらは工事にコストや時間ががかかったり技術が
必要だったりして 塗り壁風の壁紙(クロス)で代用したり
塗り壁風でないクロス持つ換われるようになりました
クロス壁が多くなるとわざわざ柱を見せる必要がない と
洋室の壁と同じように造ることも増えてきました
従来の和室の壁「真壁」と呼ばれるものに対して「大壁」と
呼ぶ造り方です
天井も壁と同じように 昔は板貼で立派に見えるように細工
されていましたが 現在は工事にコストや時間ががかかったり
技術が必要だったりするために 板貼りに見えるようなクロス
や その他の素材に見えるようなクロスが増えてきました
次回は和室の定義で建具についてを書きたいと思います
名古屋で自然素材の注文住宅 平成建設一級建築士事務所 古橋 雄治
こっちもね→社長のひとりごと