3Dプリンターで住宅造が造れるの?
一時期3Dプリンターというものが注目されていました
最近にはあまり聞かれなくなったと感じていましたが
面白い記事を見つけました
巨大な3Dプリンターで家を出力する という試みが実用化に
というものです
アメリカ・サンフランシスコに拠点を置く会社「ピスコー
(Apis Cor)」が手がけていて かかるコストは約113万円
わずか24時間で家が完成します
建物の面積は38平方メートル
中にはホール バスルーム リビングルーム コンパクトな
キッチンを備えているようです
3Dプリンタの大きさは アームが4m 高さが1.5m 重さが
2トンと 建築機材としてはコンパクトで 必要に応じて
伸び縮みし 目的地まではクレーン車で運ばれるそうです
インストールとセットアップにかかる時間は だいたい30分
必要とする電力は電気ポット5台を同時に使用するのと同じ
800kw
回転式アームですいすい基礎から着工 内装外壁屋根の全て
の製作を3Dプリンタが担当します
躯体が完成したら 後は人力で壁を塗り 屋根に耐久シートを
張り 壁面に断熱材を注入 窓などを取り付け家具を入れたら
完成とのことです
建築に携わる人間としては 大変興味深い話です
組み立てている映像を見ると構造体はコンクリートを使って
造るということは解かります
しかし コンクリートだけでは構造体として引っ張り強度や
せん断強度が出ないので 最低でもRC構造に似せたものに
するのに鉄筋を入れる必要があると思います
鉄筋は使っていないような映像になっているので どのように
郷土を出しているかは不明になっています
また 設備の配管や配線が見当たらないのでどのように施工して
いるかはわかりません
大変厳しい日本の建築基準法に適合させるのは難しいかも
しれませんが リーズナブルで工期が早く あと強度が認め
られれば 近い将来に取り入れられることは確実だと思います
今から情報を得ていかないといけないですね
名古屋で自然素材の注文住宅 平成建設一級建築士事務所 古橋 雄治
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