1.17の記憶
17日に 今年もまた阪神大震災の発生から15年を迎えました
6434人の犠牲者が出たのですが 大半が火災による死亡で
あったのです
昨日も桑田真澄氏のお父さんが 自宅の火災で亡くなられたそう
だし 今朝うちの会社近所でも消防車のサイレンが鳴っていました
今新築を検討されている方たちは耐震基準がかなり厳しくなって
いるので問題は少なそうですが 耐震基準改正以前に建てられた
住宅では危険だと言われています
無料耐震診断などをすると 基準改正以前の建物は必ずアウトで
耐震補強をしなければならないという判定になります
そのリフォームは内外装のやり直しも含まれてしまうので
かなり高額になり いっそのこと建替えしよう という結論に
なる人はよいのです
でもそんなに高額なら と迷って結局そのままにしておこうという
結論になる人は心配です
阪神大震災の時の例でもあるように 地震ですぐ倒壊する建物が
あれば20~30秒後に倒壊するものがある ということです
30秒あれば何とか野外に避難することができます
倒壊して火災が起こったら逃げることは不可能になるのですが
火災が起こっても倒壊が遅れたり避難できる通り道がつぶれて
いなければ避難できます
建物は倒壊して 火事になっても 自分の命が助かるかどうかは
ほんの少しの耐震補強で決まるかもしれないのです
地震の規模の想定が難しいのでどれくらいの補強をすれば良いか
の判断はつきにくいのですが 高額な耐震補強ができなくても
少しだけでも補強すると命が助かる可能性は増えるということです
耐震補強は高額なのでできない と考えずに 少しだけでも補強を
行った方が命が助かる可能性が高まるということです
私は火事経験者ですから