国立競技場の大問題
２０２０年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる
新国立競技場の総工費２５２０億円について 高すぎるとの
内容で 先日の有識者会議でこのまま進めるという会議が
あってからも かなり紛糾しています
象徴的な「キールアーチ構造」の屋根だけで９５０億円が必要で
そのうち４００億円はその材料である鉄の調達費用にかかるとの
報道がありました
建築の構造に詳しい方からは 現在の案で進めようとすると
キールアーチ構造において大変重要になる基礎の部分が
ちょうど地下鉄の構内の位置に来るので このように造るのは
不可能ではないかという指摘もありました
時間が無いので 多分このまま進んでいくのでしょうが 元々
コンペでザハ・ハディド案を選んだ時から問題が山積み
だったようです
建築に携わるものとして どうして建築的に素晴らしい技術力を
持っている日本でこのような事になってしまったか考えてみました
コンペの段階から安藤忠雄氏に頼り切ってしまった事が大問題
だった気がします
先日彼の講演会を聞く機会があり 確かに素晴らしい方で
私達は若いころから大尊敬していました
しかし 建築家は建築屋ではないということです
素晴らしい建物を生み出す力はありますが それを適正な
コストで造る技術は持ち合わせていないのです
ここが大問題だと思います
でも 今の段階で大きな変更する事は自民党の存続にも
かかわるような事になるので無理だと思います
オリンピック終了後大きな負の遺産にならないように
願うばかりです
こっちもね→社長のひとりごと